〈 開眼供養 〉

 先月の太慶寺の施食会の前に新たに建立した「永代供養塔」の開眼供養を行いました。安置する仏像は太慶寺のご本尊である地蔵菩薩です。この儀式の最後の焼香に御詠歌の「地蔵和讃」を唱えて頂き大変厳かな式となりました。檀家さんからも「このような式には初めての参列であったが、お寺の儀式のすばらしさを知った」、「心が洗われる気がした」等のお褒めの言葉をいただくことができました。
 反面、「ところで開眼供養って何?」という質問も多く聞かれ、説明不足を実感しました。
 広辞苑には「新たにできた仏像・仏画像を堂宇などに安置する時の儀式。俗に仏の魂を入れること」とあり、一般に私達は「精入れ(しょういれ)」と言っています。この式を経ることによって木の塊、石の塊が魂のこもった仏像になります。しかし、昨年の12月の完成しましたが、お寺に参詣に見えた方のほとんどが、立ち止まり手を合わせていました。まだ、入魂をしていませんでしたのにそれほどすばらしい像と言うこともできましょう。口々に「優しい顔をしている」、「きれいな顔をしている」という感想を話されました。地蔵菩薩は一般的には「子供の守護する仏」と言われていますので優しい顔は当然でしょうが、「このお地蔵さんの顔は本当に優しい」と皆さんがおっしゃいました。
 「開眼」という言葉には、「仏像や仏画像を新しく作った時供養の最後に眼を書いて仏の霊を迎えること」とあります。(インターネット)この大事な「眼を書く」ことを「点眼(てんげん)」といい、本寺の栄泉寺の住職老師に本堂の外縁から筆で眼を書いて頂きました。
 また、「永代供養」とは、「住職が遺族になりかわり長期にわたり供養を行う」ことを言います。遺族が先祖供養を行うのが本筋ですが、様々な事情で供養ができない場合止むを得ず住職が行います。
 社会の推移の中で永代供養の増加が予想されますので「太慶寺永代供養塔 使用規約」を作りました。遺族が先祖供養を行うことができることの感謝をしなければならないと痛感します。

 
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